2014年11月11日火曜日

二見浦‐夫婦岩の編  ~近畿五芒星レイライン巡礼の旅 7日目 ~ 

8月28日、29日

伊勢にお参りする時は、まず、二見浦の二見興玉神社にある夫婦岩の海で禊をしてから、
伊勢入りをすると言われています

二見とは、伊勢神宮を流れている五十鈴川が、二見を挟むように二つに分かれて伊勢湾に注いでいることから、ついた名のようです
倭姫が美しい景色に、二度振りかえって見たからだとも言われているようです

夫婦岩の於き700メートルのところに、今は海に沈んでいますが、
興玉神石という、常世の国からくる神の最初の依代となる岩があるそうです

その興玉神石こそが本来のご神体であり、
夫婦岩は、そのご神体の鳥居の役目をはたしています




夏至の頃には、夫婦岩の間から遠く富士山を背にして太陽が昇るそうです
まさに、その夏至の日には、そのご神体である興玉神石の真上に太陽が昇るとのこと
まさに、神のご降臨です

一度、その一年で一番聖なる日の出を拝んでみたいものです

夜、二見浦のお宿、天然温泉「やわらの湯」のまるやさんに到着しました
伊勢で唯一温泉のあるお宿です
素泊まりもお安いし、きれいでインテリアも気の利いたお宿でした

夜は近くのホテルリゾートイン二見のレストランでおいしいお酒とお食事を楽しみました
「神の舞(こうのまい)」と言う、そこでしか飲めないお酒が、抜群においしかったです
名前もいいですよね♪
いい名前をつけると、お酒もおいしくなるのでしょうか(*´ω`*)
お刺身も抜群においしかったです♪

翌朝、早起きして日の出の時刻に夫婦岩に向かいます

残念ながら、空は一面の雲に覆われています

二見興玉神社の拝殿の裏手に、夫婦岩を望む日の出遥拝所があります



鳥居を前に立つと、びっくりします
そこは、とても神聖で強いエネルギーを感じるところなのです

ちょっと、写真では寝起きの間の抜けた、しつれい(;´Д`)、疲れの残った顔が写っていますが、
一人、鳥居の前に立つと、心地よく気持ちが引き締まります

これから、お伊勢さんに向かう心身の準備を整えるべく、
遥拝所で姿は見えない太陽に手を合わせます

今回の旅は8月だったので、お日様は夫婦岩のずっと右手の方から上がるとのことでしたが、
残念ながら厚い雲に覆われて、全くその姿を見ることはできませんでした


いつも私はかなりの晴れ女で、台風の予報でも晴れたりと
今までは大抵の旅行は晴れに恵まれていたのですが、
昨年の出雲から、今回の旅行と、とにかく曇りと雨続きです

伊勢はアマテラス、太陽の神なので、太陽が出てくれるかなとちょっと期待していましたが、
残念、でも、昨日までの雨は上がっていました


何にせよ、一番の目的は夫婦岩の海での禊です

夫婦岩のところは侵入禁止になっているため海には入れませんが、
夫婦岩を超えて少し行ったところが小さな浜辺になっていて、
そこから海に入ることができます

夫婦岩のある岬は、立石崎と言い、夫婦岩周辺の浜を立石浜と言います
神の降臨する、聖なる浜です


ちょうど夏だったので、
ざぶざぶと海に入って禊をすることができました

早朝の海はとても気持ちが良かったです

たくさんの観光客が参拝していましたが、他に誰も海に入る人もいず、もったいないなあ・・・


その浜辺の横に、八大龍王大神を祀っている『龍宮社』があります

今回の旅はとにかく龍神の旅なので、
心を込めてお参りしました


禊も終えて、お宿で温泉に入り、
まずは伊雑宮に向かいます

お宿を出る時、お宿のご主人と少しお話しをしたのですが、その中で、
すぐ近くに伊勢神宮の神田があることを教えていただきました

伊勢神宮の神田で産まれた神からの贈り物であるイセヒカリを栽培していたので、
その生まれ故郷である神田を見られるというのは、
思ってもいなかったサプライズ!

早速、そこに寄ってみることにしました




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