宇治橋です
橋の下の人々の様子と、鳥居の持つ厳かさのギャップがありながらも、
ひとつの風景として成り立っているところがいいですね
ここは誰しもの中に、喜びと神聖さを思い起こさせるのでしょう
ここに来ると、いつも「ああ、来たなあ」としみじみ思います
娑婆から聖なる故郷へ戻ってきた安心感と喜び、
そしてアマテラスにまた会いまみえるうれしさで心躍ります
遷宮後のため、いつにもまして大賑わいです
これだけ多くの人が訪れるのに、決してその神聖さを失わない伊勢は本当にすごいです
白鷺が迎えてくれました
白鷺は神の使いであると言われています(*´ω`*)
ようやく最終地点まで辿り着きました
ここをお参りすれば、五芒星が完成します
五十鈴川で禊をします
御正殿でまずはご挨拶を済ませて、神楽殿に向かいます
この日の目的は、神楽殿でお神楽をあげていただくことです
アマテラスをお詣りする本番は、翌朝の御垣内(みかきうち)参拝(通称正式参拝)の時です
御垣内参拝とは、
一般の参拝者が御正殿で拝む拝殿の垣根の内側に入って参拝するというものです
より、神様の近くでお参りできるし、
垣根ひとつ超えるだけで拝殿とはやはりエネルギーが全く違うので、
明け方とともに御垣内参拝をするのが一番いいのです
もし、人がたくさんいる時間帯に、ただ拝殿の前でお参りしたことしかない方は、
一度試されてみるといいです
全く、違います
実は、昨年、遷宮前にお参りした時に、
「ご祈祷かお神楽をあげていただいた方へのお礼として御垣内参拝の券を差し上げています」と、
神楽殿の神官の方から聞いたので、
その券をいただくためもあって、お神楽をあげていただくことにしたのです
実は、その昨年の参拝の折は、御垣内参拝するために、
野次さん喜多さん道中で大わらわだったのです( ̄▽ ̄)
御垣内参拝の時は、正装でなくてはならないのですが、
パートナーに「ちゃんとスーツとネクタイとワイシャツ持っていかないとだめだよ」と何度も言ったのに、お父様が神宮会館が行っている「早朝参拝」と間違えたのか、「ポロシャツで大丈夫だった」と言ったからと、私の言葉に耳を貸さず、普通のスラックスとジャケットしか持たずに行ったのです
同行の友人にも「ポロシャツで大丈夫そうだよ」と言ってしまったので、その友人は本当にポロシャツで行ってしまったのでした
日の出とともに神楽殿に行き、御垣内参拝の申し込みをしようとしたところ、
受付の神官が男性2人の格好を見て、ご丁重に「お断りします」と・・・
そして、「神様にお会いするのですから、上着とネクタイを着用してください」と・・・
ガ~ンと打ちひしがれてすごすごと来た道を引き返す私たち
私の言うことに耳を貸さなかったパートナーに「だから何度も言ったのに!私の言うことより、お父さんの言うことを聞くんだから!」と腹も立ちましたが、
それを言ったら喧嘩になるし・・・
起こったことはなんであれ神からのメッセージ、謙虚に受け止めようと・・・
きっと、どこか傲慢になっていたのだ、とすこぶる反省
すると、しょんぼり歩いている私たちに向かって、いきなり鶏がストトトっと駆け寄ってきたのです
真っ白な羽に真っ赤なトサカの鶏でした
「赤と白はアマテラス・カラー!これは、神様のメッセージだ!もう一度来なさいというメッセージだ!」と叫ぶ友人(*´ω`*)
憤慨して「もう行かない!」と言っていたパートナーも、
「仕方ない、再度チャレンジしよう」と気持ちを入れ替えて、
3人で「洋服の青山」へ・・・(*´ω`*)
なんと、すぐ近くにあるのですね、「洋服の青山」♪
男性2人、必要な者を揃え、私もこの際だからと黒の礼服を買いました
でも、そうやってきちんと正装すると、やっぱり気持ちが違うのです
しゃんとする
背筋が伸びる
気持ちがちゃんと整うのです
正装というのは、ちゃんと意味があるのです
翌朝、完璧なスタイルで、まだ暗いうちから神楽殿の前で待機(*´ω`*)
ガラガラと雨戸が開き、一人の神官の方が・・・・
今度こそ大丈夫!と自信満々で申し込むと、
「券はお持ちですか?」
は?券?
すると、「神社関係者の方や、奉納をしていただいた方に御垣内参拝の券をお渡ししています」と
要するに、神社関係者か、日頃から神宮に貢献している人に対して、お礼の意味で御垣内参拝をしているとのことでした
10年以上前、初めて伊勢にお参りした時、私は御垣内参拝しているのですが、
どうやってそれができたか、全く覚えていませんでした
ご祈祷をあげていただいたようないなかったような・・・
途方にくれている私たちを気の毒に思ったのでしょう、その神官の方が、
「どうして御垣内参拝のことを知ったのですか?」と聞いてきたので、
「以前、私がお参りした時に、させていただきましたので。それに、神宮会館で「神楽殿で申し込めばできる」と言われましたので」と話すと、
「まあまあまあまあ・・・じゃあ、奉納金を納めていただければ一応券はお出しします」と
おそらく、その時はその神官の方おひとりだったので、
遠路はるばる朝もはよから来た私たちを気の毒に思って、
融通を効かせてくれたのでしょう
そんなこんなでどうにか御垣内参拝の券を無事にいただくことができたのですが、
その時に、「次は前もってご祈祷かお神楽をあげてもらえば券をもらえる」と聞いたのです
おかしかったのは、そんなすったもんだの末、ようやく御垣内でアマテラスにご挨拶し、
感謝の祈りを捧げ、そのエネルギーを堪能した後、
引き返す時に心の中で、
「あなたに会うのは大変なんですね」とつぶやくと、
「いつでも会えるのよ」と返ってきたのです
思わずクスっと笑ってしまいました( *´艸`)
確かに!
さて、そういう訳で、今年こそ難なく御垣内参拝できるように、
前日のうちにご祈祷かお神楽をあげていただくことにしたのでした
ご祈祷より、何か神への感謝を捧げたいというのが3人の気持ちだったので、
お神楽をあげていただくことにしました
ちょうど、3名以上、15000円以上でお神楽をあげていただけるということだったので、
一人5000円ずつ出して、申し込みました
その時に、「御垣内参拝の券はいただけるのですよね?」と確認すると、
「いえ、ご祈祷やお神楽では券は差し上げていません」とのこと!
「ええ~っ?!」
1年の間に変わったのか?
遷宮騒ぎでハードルが高くなったのか?
またできないの?!と、
蒼白になる私たち
3人で頭を突き合わせて相談していると、
担当してくれた神官さんの隣にいた方が、
またもや融通を効かせてくれて、どういうことかはよく私にはわからなかったのですが、
とにかく、券をいただくことができました
ふう~
やれやれ、ということで、
お神楽の待合室に案内され、
いよいよお神楽が始まりました
いろいろな神社でお神楽を見たことがあるのですが、
大抵は一人の巫女さんが舞を舞ってくれます
ところが、ここ、伊勢神宮内宮のお神楽は、
4人の巫女さんが舞を舞い、
2人の巫女さんが様々なお供物などを運び、
計6人の巫女さん、
そして確か6名だったか、10名だったか、奏者の面々と、
それはそれは壮大なお神楽でした
本当に感動的なお神楽でした
これは、見る価値があります
さすが、伊勢神宮、
全く違います
若い巫女さんの、スッスッと素早いきっぱりとした動きが印象的でした
もう、なんか「これで十分」という感じでした
帰りにお神楽奉納のお札とお酒や鰹節などをいただきました
お札は、それはそれは立派なお札で驚いてしまいました
うちの神棚には入りません(;´Д`)
他のお札と比べて大きさの違いがわかるでしょうか
お神楽をあげていただいた後は、
他のところをお参りする必要も感じなかったので、
宇治橋へと引き返し、
おかげ横丁を楽しみました
宿泊は、神宮会館♪
ここは、いつ来ても気持ちがいい
宿泊客も、純粋にお参りが目的の方がほとんどなので、
静かだし、エネルギーも良いし、
とにかく、食事がおいしい!
昨年泊まった時に、「ただおいしくておしゃれなだけではなくて、心がちゃんとこもっている料理」と感じたのですが、
今年も変わらずにいてくれました(*´ω`*)
ここまで心がこもっている料理を出すところを他に知りません
内宮に近いし、バラ園もあるし、ここは本当にお勧めです♪
翌朝、日の出前に起きて参拝に行くので、10時には蒲団にもぐりこみました
やっぱり、伊勢は伊勢で、いい♪
格別です
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