少し迷いながら、最終的にナビの言うとおり、下回りで行くことに
本当は、パートナーが子どもの頃過ごした福井に少し寄りたかったのですが、
伊吹山が予定よりはるかに時間がかかってしまったため、
元伊勢に直行することに
とにかく、この日のうちに元伊勢を回って神戸まで辿り着いていないとならないので、
急ぎます
すでに、時は午後2時過ぎ
元伊勢まで高速で3時間以上かかります
高速を延々と走り、ようやく福知山に着きました
まずは、外宮
元伊勢は、現在の伊勢神宮とまったく同じ構造を持っています
豊受大神を祀る外宮があり、天照大神を祀る内宮があり、内宮の前には五十鈴川が流れています
すでに夕刻のためもあり、誰もいない、ひっそりとした外宮
ここは、ちょっと見捨てられたような、もの寂しい雰囲気が漂い、
その寂れた雰囲気がいいとも言えますが、やはり、もう少し、人の手、人の心を
注がないとだめだなあ、と感じました
龍神が、春分の日だったかな?忘れてしまいましたが、
火を灯したと言われている?これもよく覚えていないのですが、とにかく、そんなようなご神木です
本殿の屋根には、木々が芽吹いています
それはそれで詩的で素敵ですが、伊勢に入れ込んでいる力と比べると、
ここはあまりにも忘れ去られている・・・そんな感じでした
あまり強いエネルギーも感じられず、元伊勢はこんなものなのか・・・と思いましたが、
この後、内宮に行って、その思いは完全に払拭されました
それに続く長い参道
途中にこんな素敵な禊場もあります
きれいな水でした
ピンボケもいいところですが、途中にあったお堂と祠
記録していなかったので忘れてしまいましたが、なにやら恐ろしい名前と裏腹に、
私たちを祓ってくれるような、素敵なお堂でした
叩くと金の音がする岩もありました
今回、一日毎にブログをアップしようと思っていたのですが、
お宿に着くと、もう疲れ果ててて、寝るのが精一杯・・・
何も記録できないまま、旅が終わってしまいました(^^;
記憶力皆無の私たち・・・
本当に印象深かったことくらいしか報告できずに、ちょっと残念です・・・
まあ、そんなこんなで、
内宮の本殿に到着です
ここは、外宮とはまったく打って変わって、すごいエネルギーでした
伊勢と同じエネルギーです
ぴーんと、でも、少し穏やかで優しいエネルギーを放っていました
そのエネルギーに満たされ、すっかり充電され、
さすがに、元伊勢だけあるなあと、感入りました
本当に、現在の伊勢と比べて、忘れられているのがもったいないくらい、
素晴らしいエネルギーでした
本殿のすぐ横に、龍神が火を灯す、ご神木もありました
本殿で祈りを捧げて、本殿の裏手に回ろうとしました
通常、神社はたいがい、本殿の裏手のエネルギーが素晴らしいからです
この内宮の裏手も、そのまま森につながっていて、
そここそが聖なる場所という感じありありです
わー、行ってみたいと、
裏手に一歩足を踏み入れたとたん、
「ビーッ!!ビーッ!! ここは進入禁止です! すぐに退去してください!!」
と、けたたましいサイレンがなり、もう、心臓が飛び出ると思うほど、びっくりしました
これは、いただけませんでした
あまりにもそぐわない
進入禁止と書いた札も何もなしに、いきなりのサイレンです
それなら、綱を張り、結界をしておくべきだと思いました
何か、聖地を守る精神が違ってしまっていると感じました
実際に聞いてみるとわかりますが、そのエネルギーはあまりにもそこの聖なるエネルギーに
そぐわないのです
それだけがとても残念な点でした
聖地を守る人の精神が、そこのエネルギーに影響を及ぼすことは、
大いにあり得ると思います
何か過去にあったのかもしれませんし、
人手不足、資金不足もあっての上での対策なのでしょうが、
この元伊勢の内宮の行く末がちょっと心配になりました
はー、やれやれと、気を取り直し、
天岩戸神社に向かいました
その参道の途中に、日室ヶ嶽(ひむろがたけ)遥拝所があります
いやー!!!
ここがすごい!!
ものすごいエネルギーです!
圧倒されます
日室ヶ嶽は、天照が最初に降臨した神聖な場所と言われていて、
内宮、天岩戸神社のご神体です
日本のピラミッドだとも言われているようです
確かに、ピラミッドのように三角形で、圧倒的なエネルギーを放っていました
ここで、願ったことは叶うとも言われていたので、祈りを捧げてきました
ただし、願いはひとつだけです
ここは、本当に何度でも行きたい素晴らしい場所です
ここのエネルギーには、とても惹かれました
今でも、ここを思い出すだけで、そのエネルギーとつながれます
今回の旅でも、最も印象深いところのひとつでした
この遥拝所を過ぎて、さらに下っていくと、天岩戸神社があります
拝殿の奥のほうに、ちらっと本殿が見えます
そこまで階段で下っていけるので、行ってみました
もはや、夕暮れがせまっていました
ここは、何度撮っても、なぜかピントが合いません
近づいて、ようやく撮れました
川の横の岩の上に、本殿があります
岩を、鎖をつたって登っていきます
行きはよいよい、帰りはこわい、です
岩が濡れているので、すべります
本殿の裏手は崖になっていて、下はごろごろとした石で囲われた池のようになっています
そこで水が湧いているのでしょうか?
そこから川が始まっているようにも見えます
奥までぐるっと回りたかったのですが、すでに暗くなりかけていて危ないし、
なにやら行ってはいけないような気もしたので、
残念ながら行けず、水がどこからどう湧いているのか、流れているのか、
崖がどうなっているのか、
わからず仕舞でした
暗かったせいか、鬱蒼として、少し恐い感じもありましたが、秘境という感じで、
ここはまた明るい時に来てみたいところです
川の水は透明ではなく、緑でとろっとして見えました
ここは、今思い出しても、なにやらうごめくような、ちょっとすぐには捉えきれないような、
ちょっと恐いような、
不思議な、神秘的な力を感じます
本当は、暗い時は行ってはならない場所のような気もします
完全に暗くなる前に車まで辿り着かないとならなかったため、
(電灯もなく、懐中電灯も持っていなかったため)
時間がなくて、ゆっくりと感じられなかったのがとても残念でした
日室ヶ嶽とこの天岩戸との対、
言ってみれば、日室ヶ嶽の男性的なぱーっと放射する陽のエネルギーと、
天岩戸の摩訶不思議な吸い込まれるような陰のエネルギーとの対、
それがここの原点のような気がします
伊勢独特のピーンという天からの純粋なエネルギーというよりかは、
もっと原始的な、自然の持つもっと複雑でダイナミックなエネルギーとして
感じました
帰りは、車も通れる参道を通って、駐車場まで辿り着けましたが、
道は木に覆われているので、ほとんど暗く、えんえんと続くかのように思えました
ようやく開けたところで見えた水田
ほっとしました
駐車場に着くと、ほのかに夕焼け色に染まる雷雲が立ち込めてきて、
空が時折光り、ぽつぽつと・・・
そんなこんなで、予想以上にいろいろ素晴らしかった元伊勢を、
後ろ髪を引かれるような思いで発ち、
すでに暗くなってしまったため、
籠神社と真名井神社はあきらめて、
神戸に向かいました
やはり元伊勢である籠神社と真名井神社もかなりよさそうなので、
いずれ行けたらいいなと思います
なんとか無事に一日目を終え、
神戸のホテルで泊まって、翌朝、淡路大橋を渡って、淡路のいざなぎ神宮に向かいます
神戸に向かう高速道路の反射板が、なんともいえない青で素敵でした
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