2015年9月13日日曜日

奉納演奏 in 天河大弁財天社  「伝説の一曲」♪

6月19日、友人の音楽家夫妻が、
奈良の天河大弁財天社でシンセとハープの奉納演奏を行いました

(顔は消してあるので、変になってますが)

二人とも、アジズとフーマンとのワークをずっと一緒にやってきた瞑想仲間で、
ともに覚醒している方ですが、
特に旦那様の方は、高次の次元とつながり、それを即興で曲に表すことのできる素晴らしい演奏家です

私たちのリトリートの中で、瞑想中に音楽をかけることがよくあるのですが、
どんな有名なヒーリングや瞑想音楽家のCDより、
彼のCDの方が、本当に高次のエネルギーを伝えてくれるので、
一番よく使っています

そんな素晴らしい才能を持った演奏家でありながら、
まだ世にはあまり知られていません

いつ、ブレイクが起きてもおかしくないほどの演奏なのですが(*´ω`*)

私は密かに、「世界一って言ってもいいんじゃない?」って思ったりもしているのです(*´ω`*)

演奏を知る人たちには、その素晴らしさがわかっているのですが

本当に、その音楽を瞑想しながら聴くと、これ以上優しい音楽はないだろうと思うのです
全くマインドフルなところがないのです
こんな音楽は、他に聴いたことがありません

彼のハートのエネルギーの優しさが満ち溢れています

エネルギーのわかる人なら、絶対にわかると思うのです

なのに、名前が売れていない

まあ、私たち以上に宣伝とか苦手なお二人ということもありますが、
それだけではないのかもしれません
というのも、何度か彼をプロデュースしようとする人が現れたこともあるのですが、
彼自身がそういうビジネスのエネルギーに合わず、
結局のところ、いつも実現しないで終わってしまうのです

そういう彼だからこそ、
本当に純粋に高次のエネルギーとつながる演奏が可能なのかもしれません(*´ω`*)


そんな彼らが、ついに天河大弁財天社で奉納演奏をするというので、
「これはお手伝いに絶対に行かなくては!」と、急遽天河行きを決めました

実は、その一月後にクリスタル屋の展示即売会を控えていて、
奉納演奏の日程がその唯一の準備期間に当たっていたため、
本当は奈良まで行っている場合ではなかったのですが、
ずっと応援をしてきた二人の晴れ舞台とあっては、行かない訳にいきません( `ー´)ノ

あの重たいシンセとハープを二人だけで天河の階段を運び上げられるとも思えず、
準備とかも心配で、
何より、絶対に演奏を録音したいと思ったので、
(本人たちだけだと、滅多に録音してなかったので)
自分たちのやるべきことも放り出して、天河行きを決行しました

逆に、販売会の準備期間として取ってあったので、
他の仕事が入っていずに、行くことができたとも言えます
(神様、なんて采配をなさるのかしら?!(/_;))


奉納演奏の前夜、天河の近くの洞川温泉の「紀の国屋甚八」というお宿に、
その友人夫妻と一緒に泊まりました

「紀の国屋甚八」は、洞川温泉の11の老舗のひとつで、創業300年という、
建物も江戸の旅籠を彷彿とさせるような、明治大正の香りのただよう、
情緒ある風情です

ゆっくりと温泉も楽しみ、食事も大変おいしく、4人で堪能しながらいただき、
明日に備えて、10時過ぎには布団の中に入りました

うとうととしかけた頃、「どたどたどたっ」と、
部屋の前の廊下を歩くというか、駈けるというか、足音が響き、
ばたんっ」とドアが閉まる音がして、
また、「どたどたどたっ
だだだだだっ」と階段を下りたり登ったり、
何度も部屋も前をどたばた音を立てて行き来する音が響いてきました

最初は、「まあ、お宿の人が忙しく立ち働いているのかしら?働きものだねえ」と思っていましたが、「それにしてももう少し、静かに動けないものかしら?」と眉をひそめる程、
すごい音を立てて行ったり来たりしています
しょうがないなーと、思いながらも、
翌朝早いので、寝ることにしました

でも、うとうとしかけると、「どたどたどたっ」「だだだだだっ
と、起こされてしまいます
まるで、体育会系の大柄な男子がどすどす歩いているようなのです

それが、12時過ぎまで続き、さすがにお宿の人とも思えなくなり、

「私たちの他にはもう1組しかお客さんいないって言ってたけど、体育会系の若い子たちなのかしら?」

でも、酔っぱらってトイレに行ったり、お風呂に行ったりするような頻度ではなく、
もっと頻繁に部屋の前を通るのです

さすがに寝られないので、注意でもしに行こうかと思った時、
ふっと「あ、お迎えに来てるのかも」と思いました

天河の後、熊野本宮大社の奥宮である玉置神社に行く予定だったので、
そこの天狗かどうかわかりませんが、そこから目に見えない何者かがお迎えに来ている、
とふと思ったのです

確かに、怖かったり不快だったりというネガティブな感じは全くなく、
なんだか「体育会系」って感じの明るい感じなのです

「なら、ウェルカムってことだから、しょうがないなー」と放っておくことにしましたが、
結局、夜中の3時半近くまで、それは続きました

これは、私だけでなく、パートナーも友人の二人も聞いていました
私以外は12時くらいには寝られたようでしたが

そんなこんなで、ろくに寝ることもできないまま、6時には起床

朝食の時にお宿のご主人に「夜、どたどた足音がうるさくて寝られなかったんですよ」と話すと、
「あ、出るみたいですよ、座敷童。よく、お客さんに言われるんですよ」とのこと

よく出るんだ!( ̄▽ ̄)

さすが、老舗!300年!

でも、座敷童みたいにかわいくはなかったなー(;´Д`)

あれは、天狗ですよ、たぶん(-ω-)/
か、修験道の修行者?

天河の奥宮の弥山山は、修験道の行場の大峯奥駈道でもあり、
そもそもが、修験道の始まりのところでもあるらしいので、
弥山から来たのかもしれませんが

でも、なんだか体育会系の頼もしい彼らが応援しに来てくれたようでうれしく、
心強くなった私たちでした(*´ω`*)

そんなウェルカムの後、おいしい朝食をいただいて、
いざ、出陣!

天河大弁財天社に着くと、裏口の方の緩やかな階段から搬入することができ、
それでも、4人で何往復もわっせわっせと機材を運び入れるのは大変な作業でした

(やっぱり、二人だけだったら、大変過ぎでしょ)と、
それだけでも来たかいがあるというものです

セッティングがようやく終わり、音合わせを始めようとした時、
ちょうどご祈祷がひとつ入ってしまい、
音を出すことができません

時間も迫って来て、ちょっと焦りました
しびれを切らして、ヘッドフォンにしてシンセの音出しを始めると、
なんと、スピーカーから音が!
慌てて止めに入りましたが、案外、ご祈祷の声と合っていて、
それほど違和感もなく、そのまま続けてても良かったかも( ̄▽ ̄)

短い時間でしたが、無事に音合わせも済ませ、
録音のスイッチの入れ方も教えてもらい、(ただ1回押すだけでいいから、と教わりました)
二人も衣装に着替え、
一緒にご祈祷を受けました

私たちは、クリスタル屋で来場者の方にプレゼントするビーズを持ち込んで、
「このビーズを身に着ける方に幸せがもたらされますように」との願いを書いて、
ご祈祷をあげてもらいました

すると、宮司さんがそれをものすごく膨らませてくださり、
果ては地球の平和まで広がり、それはそれは素晴らしいご祈祷をあげてくださいました

ご祈祷が終わり、
いよいよ演奏開始です

慎重に、彼らが録音できるようにセットアップしておいてくれた録音機のスイッチを押します

たった1度の本番ですから、
失敗はできません
もう、ドキドキです(;´Д`)

でも、こういう演奏は、なぜか録音できないことが多い、とも聞きました
それもわかるような気がするし、
正直、なんだかそんな感じもあったので、
冗談で「伝説の演奏になったりしてね」などと笑いあっていましたが、
(いやいや、絶対に録音欲しいでしょ)、と思う私でした( ̄▽ ̄)

無事に録音機のライトが点滅し始めたのを確認して、
ほっとして、撮影に走りました


舞台横手から入場してきた二人は、
弁天様に向かって、深々~っと、頭を下げます

深々と頭を下げることで、
神のエネルギーを受け取り、つながることができます

長い長い挨拶でした


ますは、ハープの演奏から始まりました
オリジナルの曲2曲と、即興です

舞台からハープの音色が本殿内いっぱいに優しく広がり、
心が洗われていくようでした

まだ、彼女は即興を始めてから間もないのですが、
どんどん新しい境地へと、進歩の一途を辿っています

今までで、最高の即興となりました

あちこち走ってカメラと携帯で写真を撮ったり、動画を撮ったりしていたので、
(今度、両人の了解を取って、アップしますね)
ゆっくりと落ち着いて聴くことはできなかったのですが、
それでも、
なんだか、手塩にかけた我が子が晴れ舞台で成功するのを見るように、
胸が熱くなり、涙が滲みました

彼女にとっても、とても大きな一歩だったと思います
これからの彼女の演奏がとても楽しみです♪

次は、彼のシンセの演奏です

前もって、曲に題名をつけて提出しなければならなかったらしく、
『大地から天へ』と、『地球の平和への祈り』という題にしたとのことでした

『大地から天へ』
消音から、極限のピアニッシモへと、それをためて、ためて、ためて、
まるで、原初のエネルギー、源泉のエネルギーから静かな波が現れて、
次第に姿を現していくように、
ぅわーーーっと、少しずつ、雄大に極限のフォルテへと!!!

入魂の出だしです

もう、その振動が全身を貫き、
号泣してしまいました

それは、彼女の時に感じた胸の熱さとは少し違う、
もう、魂そのものが揺さぶられる熱さでした

彼の、魂そのものが、音となって響き渡っているのです

まさに、大地から天へと、
私たちを貫いて、エネルギーが駆け抜けていく

「すごい!!」

その時、私に理解が降りてきたのです

「ああ、彼にはそれだけのものがあるからだ」


実は、なぜ自分がこの奉納演奏の手伝いに来たのか、
それまで自分の中で釈然としないものがあったのです

来ること自体に迷いは微塵もなかったのですが、
異常な忙しさの中で、
奈良までの交通費と宿泊費も自腹で、本当に貴重な時間も割いて、
ヘロヘロしか残ってないわずかな体力も使って、
どうして彼らのためにここまでやってあげようとするのかと、
そんな自分自身に、神の不公平さに、怒りが爆発したこともありました

時間、体力、お金に余裕のある時なら、
いくらでもOKですが、
それらが全て全くない時に、
目前に自分たちにとって重要なイベントが控えており、
そのための準備を投げ打って駈けつける訳ですから、
完全に自分たち自身より彼らを優先している訳です

だからといって、私たちのイベントを、彼らや、
もしくは他の誰かが手伝ってくれるわけではありません

私たちが誰かをサポートしたからといって、
誰かが私たちをサポートしてくれるわけではないのです

私たちのことは、私たちが何とかしてやらなければならない
いつも、そうやって、スペック・アップを余儀なくされる状況が起こるのです(/_;)

自分自身、なぜ、頼まれてもいないのに、
自分のやるべきことを犠牲にしてまで彼らのためにやろうとするのか、
今回に限らず、彼らのために労をいとわず、徹夜とかもして、
自分たちの方がヘロヘロになってしまうことが何度もあったので、
どうしていつもそこまで彼らのためにやろうとするのか、
そんなのが本当に愛なのか、
それでもやらずにはいられない自分に、
そしてそういう状況を与える神に、
一方で憤りを感じずにはいられませんでした

でも、それも、その演奏を聴いた時、
わかったのです(*´ω`*)

それだけの犠牲を払う価値が、彼の演奏にはあるのです

もう、彼の人生最高の、渾身の、
魂ののった演奏でした

聴くだけで魂が揺すぶられて号泣してしまう曲など、滅多にあるものではありません

生で、間近で聴ける、
その魂の叫びとも雄たけびとも言える振動の中にすっぽりと身を包まれる、
この場に居合わせられたことに、
心からの感謝が沸き起こりました

まさに、一期一会です

音楽は、特に即興演奏は、まさに一期一会です

どんな高性能の録音も、この場の全てを録り切れるわけではありません

全身で感じられる、その素晴らしさ・・・言葉ではいいつくせません

「ここにいられてよかった」そう、心から思いました(*´ω`*)

宮司さんも、駈けつけていらして、
ずっと熱心に聴き入っておいででした

本当にすごい演奏でした
一世一代の曲、というのは、こういうのを言うのでしょう

次なる曲は、

『地球の平和への祈り』
うって代わって、
穏やかな、優しい、
でも、深遠な、まさに「祈り」の曲となりました

1曲目の衝撃があまりにすごかったので、
どうなるかと思いましたが、
全くエネルギーの異なる、
でも、1曲目とつながっていて、むしろ、それを完結させるような曲でした

「祈り」とは何か、
「愛」とは何か、
「平和」とは何か、
言葉ではなく、音そのものでそれを教えてくれるような曲でした

本当に、弁財天への奉納にふさわしい、
素晴らしい即興演奏でした



一同、
大感動と大満足のうちに、
奉納演奏を無事に終え、
撤収




途中、地元の方々が大事に守り続けている、
円空さんの仏像が祀られているお堂によって、
十津川の宿に向かいました

宿に着いて、さあ、無事に録音ができているか・・・

と、
何も入ってない!!!

なんと、あれだけ苦労して、
何も録れていないのです!!

が~~~ん( ゚Д゚)

「えっ?!ちゃんとスイッチ押して、ライトも点滅してたよ!だから安心してたんだけど。」と言うと、
「点滅?録音してる時は、ライトつきっ放しだよ。点滅は、録音準備段階なんだ。何が起きたんだろう?もしかしたら、ご祈祷あげている間に、長かったから、リセットしちゃったのかな(T_T)」
と、彼ら

そんなことがあるのか、何が起きたのか、わからないけど、
とにかく何も録音できてなかったことだけは事実( ゚Д゚)

ああ、やっぱり

弁天様が演奏、全部持っていっちゃった|д゚)

不思議だけど、本当にそんなことがあるのですね~( ゚Д゚)

でも、それだけ、弁天様も気に入ってくださったのでしょう( *´艸`)
それもすごくよくわかります

だけどやっぱり、録音できてなかったのは皆ショックで、
「ああ、録音機の操作、ちゃんと聞いておけばよかった」と悔やむ思いもありましたが・・・
起きたことが起こるべきこと

でも、なんだか、それで本当の奉納演奏になったような感じでもあるし、
皆、納得

冗談ではなく、
本当に「伝説の1曲」になってしまいました・・・とさ

(*´ω`*)

うう~ん、
でも、やっぱり、皆にもあの曲を聴かせてあげたかったー(>_<)











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