2019年3月16日土曜日

精神(スピリット)

精神とは何でしょう?

日本人にとって、
「精神」、あるいは「精神性」という言葉は比較的身近であり、
その定義を明確に言語化するのは難しいけれど、
直感的的に理解、認識している言葉と言えるでしょう

ウィキペディアによれば、
精神(せいしん)は、意識、気構え、気力、理念といった意味を持つ言葉。」
とあるように、
多くの場合、なんとなく、
「心とか意識とかだけど、でもなんとなくちょっと違うかなあ」
と感じているのではないでしょうか

「心」もまた、大雑把な言葉ではありますが、
その中に気持ちとか感情が多くの位置を占めているように感じられるのではないでしょうか

「心」には、
怒りや悲しみ、恨みや妬みなどネガティブな思考や気持ち、感情、感覚、
誰かに対する愛情や思いやり、気配りなど、
様々な要求や欲、
そういったいろいろなものが含まれています

「意識」とは、
人がまさに存在し、
この外界を認識しているものそのものであると言えるでしょう

「意識」そのものには、
あまり色がなく、透明で、
「心」とは違い、内容物はありません

とはいえ、
「意識」の中に「思考」が現れると解釈する人もいるでしょう

では、
「精神」とは何かと考えた時、
どんな感覚を思い浮かべるでしょう?

「意識」とは違い、「精神」は明らかに何らかの指向性を携えているように感じられます

ある種の色合い、ある種の光度、もしくは光色、
あるいは、ある方向性を持っていると感じられます

けれど、
具体的な思いや感情や思考、行為ではなく、
それ以前の、
それらを決定していくための指向性のようなものです

その人の「あり方」と言い換えることもできるでしょう

それは、「意識」より、ある種の「個人性」を携えています
言い換えれば、
人によって特定の性質、持ち味がある、ということです

実は、「意識」は非個人的なものです
私たちは、「ひとつの意識」を共有しているのです

そして、
「意識」のセンターは頭のエリアに住しています

それに対して、
「精神」は、もっと広いエリアに住していて、
非常に深く「私」そのものに従属しています

この「精神」のセンターは何か?と探求した時、
それは魂としての「私」そのものに感じられます

とすれば、
「精神」とは「魂」の表れに他ならないと言えるのではないでしょうか?


ちょっと違う角度から感じてみましょう

あなたの「意識」
あなたの「心」
あなたの「精神」
と、
それぞれあなたの中で感じた時、
何が一番、あなたを勇気づけるでしょうか?

何が一番、あなたを確かなものにし、あなたの中に強さをもたらすでしょうか?

何が一番、あなたをクリアにし、あなたを立ち上がらせるでしょうか?

あなたの中の、
あなたの指標となるのは、一体、何でしょう?

それが、
「精神」なのではないでしょうか

つまり、
あなたがあなたであることを形造っているもの、
性格とか人格とか具体的な形になる以前の、
あなた自身のエネルギー的な表れなのです

魂が太陽だとすれば、
「精神」は太陽光のようなものです

魂が非顕現の次元で安らぐ時、
それは物質として現れる前の太陽のようなものです

この顕現の次元に魂が現れた時、
それは「精神」という光をまとい、
ひとつの光として光り輝くのでしょう





















0 件のコメント:

コメントを投稿