2017年1月27日金曜日

「鋳型」の浄化方法 その6 身体に溜め込んだものを解放するその他の方法

6.「身体に溜め込んだものを解放する」
 
 ごく一般的な現代生活を送っている人々は、
 誰しも、身体の中にたくさんのネガティブなゴミを溜め込んでいます

 特に日本人は、
 言いたいことも腹に納め、
 他者を無駄に傷つけないように気を遣い、
 自分より他者を優先し、
 自分をあまり出さないことをよしとする民族ですから、
 それはそれはたくさんのものが溜め込まれています

 いい人であればあるほど、
 溜め込んでいるとも言えますが、
 だからといって、
 他者が傷つこうが何だろうが、
 言いたいことを言いまくっている人が何も溜めていないわけではなく、
 そういう人の中には処理しきれない不平不満が渦巻いている場合が多いですから、
 むしろゴミの巣窟と化しているのではないかと思います

 ゴミで窒息してしまっていて、
 他者を気遣う余地がないのですね

 自分自身はそこまでではなくても、
 他者の処理しきれないゴミまで受け取って溜め込んで、
 しんどい思いをしている人は多いのではないでしょうか

 そういった処理できずに溜め込まれたものは、
 まさにゴミ以外の何物でもなく、
 私たちの存在を濁らせてしまっています

 まずは、
 これらのゴミを掃き出して、
 身体の中をきれいにしていくことが必要になります

 そうでないと、
 それらのゴミに圧迫されるばかりで、
 「鋳型」どころか、
 自分の中を見ることさえままなりません

 そのために有効な方法をいくつか挙げておきます

 ①.OSHOの活動瞑想

    1900年代にアメリカ、インドで活躍した偉大な世界的神秘家であるOSHO(ラジニーシ)は、
    抑圧的で禁欲的な宗教の伝統のタブーを次々に破壊し、
    「生」を深く追求し、抑圧されたものを解放する必要性を強く説き、
    そのダイナミックな生命力を開放するための瞑想法を数多く作り上げました

    あまりにもたくさんのゴミで詰まっていると、
    人は静止することができず、
    坐って瞑想することができないのです

    瞑想しているつもりが、
    潜在意識から沸き起こる思考や感情に巻き込まれ、
    ただの思考のチェーンが繰り広げられる白昼夢の時間になってしまうのです

    それでもましな位で、
    ゴミでいっぱいで落ち着きがないマインドのために、
    じっと座っていることすらできない人が多いのです

    そのため、
    まずはそのゴミを吐き出し、掃き出す、
    瞑想の準備のためのパワフルな瞑想法が、
    OSHOによって作られました

    (下記の瞑想の説明は、OSHOではなく、実際に行った私個人の見解です)
    
    ・ダイナミック瞑想
       
       潜在意識の蓋を開け、強烈なカタルシスを起こし、
       下腹への刺激とジャンプでランナーズハイを起こすことによって、
       マインドを破壊していく、超パワフルな瞑想法です

       これを本当にトータルにできれば、これだけで覚醒できるほど、
       実によくできた瞑想法です
       
       1日の初め、早朝に行います

    ・クンダリーニ瞑想
       
       肉体にあるエネルギーブロックを、
       自然に起こるシェイク(野口整体で言う活元運動)によってほぐし、
       取り去っていくことと、
       その日に溜め込んだ不純物を一掃することで、
       クンダリーニのエネルギーが上昇できるようにする瞑想法です
       
       夕方の空腹時に行います
       
    ・ミスティックローズ
       
       3時間笑い続けるのを7日間、
       3時間泣き続けるのを7日間、
       3時間坐り続けるのを7日間、合計21日かけて行う瞑想法

       3時間ではなく、20分ずつやって1時間かけて行うミニ・ミスティックローズもあります

       これも半端なく強烈な浄化の起きる、超パワフルな瞑想法です
       
       21日3時間ずつ時間を作るのは大変ですが、
       一生のうち、1回はチャレンジするといいです

    ・チャクラ・ブリージング
       
       第1チャクラから第7チャクラまで、各チャクラに強烈に呼吸を入れていくことで、
       チャクラを整え、
       身体のエネルギーを上から下まで通し、
       深くグラウンディングさせてくれます

       身体のエネルギーが低下していたり、滞っている時に行うと、
       エネルギーが活性化されて高まり、非常にいい状態になれます

       肉体にしっかりと根付くことができます

       これも超パワフルな瞑想法です

       この瞑想中に、クンダリーニエネルギーが上昇した人もいました

       頭だけで考えがちな人や、肉体から遊離している人におすすめです

       

    ・ジベリッシュ 
       
       わけのわからない言葉や意味のないめちゃくちゃな言葉でわめきたてることによって、
       マインドを停止させ、溜め込まれたゴミを吐き出す瞑想法です

       終わった瞬間に訪れる静けさ、沈黙の深さがだいご味です

       日常生活から瞑想に入る時に行うといい瞑想法です


    などなど。。。

    これらの瞑想法は、非常にパワフルなので、
    私たちのリトリートでも取り入れています

    これらの瞑想、特にダイナミック瞑想は、
    霊的進化の道を歩む人には必須だと思います


    これらOSHOの活動瞑想は、
    西荻窪にある OSHO サクシン瞑想センター  http://www.sakshin.com/や、
    OSHO系のワークショップなどで体験できるので、
    ぜひ、やってみてください

 

 ②.邪気を吐く
    
    野口整体の方法で、みぞおちに溜まった邪気を吐く呼吸法です
    
    みぞおちには、たくさんのゴミが溜め込まれています

    これをよく行うと、「天心」と言って、頭がポカーンとなります
    つまり、ゴミが減って、潜在的な思考が湧きおこりにくくなります

    これはどこでも簡単に、ものの数分でできるので、
    毎日の日課におすすめです

 

 ③.スィーフィーダンス

    スーフィズム(イスラム神秘主義)における旋回瞑想(旋舞)

    ルーミーを開祖とするメヴレヴィー教団でセマーと呼んでいる、
    神と一体になるための聖なる宗教儀式です

    最初、腕を胸の前で組み、ゆっくりと回り始め、
    自分の中でいい感じ(オッケーな感じ)がしてきたら、
    腕を一旦、胸の下まで降ろし、
    そこから、頬を両手の指(手の甲側)で撫で上げます
    それを、Divine Touch といいます
    神聖なタッチ、という意味です
    そこから、右手を高く、手のひらを天に向け、
    左手を下に、手のひらを地に向けて広げ、
    回ります
    

    セマーでは、左回転(反時計回り)を基本としていますが、
    右回転も可能であり、
    それぞれに効果が違うのではないかと思います

    以前のブログでも触れてありますが、
    昨年からリトリートなどで始めたスーフィーダンスでは、
    右回転というインスピレーションを受け取ったので、
    右回転で行いました
    
    その結果はブログにも書きましたが、
    その理由はまだ私にはよくわかってはいないのですが、
    身体を調整し、軽くし、活発化させ、
    透明にしていくのに非常に大きな効果を感じられました

    直観的に感じるのは、
    右回転は物質的な側面、つまり肉体に働きかける方向性を持ち、
    ねじを右に回すと木材に入っていくように、
    大地へとしっかり結び付けていく働きがある、ということです

    下へのベクトルですね

    


同時に、右回転はエネルギーが中心に向かって集中していくように感じます

    そのため、パワーアップした状態になるのでしょうか

    チャクラも開いている正常な状態では、右回転しています

    受精卵は右回転で成長していくそうですから、
    肉体の持つ方向というのは右回転なのでしょう

    長岡式酵素玄米を作る時に、玄米を5分間右に回して混ぜるように、
    食べ物を作る際、例えば、コーヒーのミルクを混ぜる時も右回転で混ぜるようにすると、
    おいしくなることが言われているようです

    エネルギーが右回転している食べ物の方が、身体には合うようでもあります

    試しに、真水とコーヒーのエネルギーの向きを感じてみましたが、
    真水は右回転、コーヒーは左回転でした
    
    ホツマツタエでも、陽性は右回りで、陰性が左回り
    入れるのは右回りで、出す、外すのが左回りだとのことです

    そういう意味で、右回転は癒す力がある、とも言えるでしょう

    それゆえ、チベットの若返りの体操では、右回転をするのでしょう

    
    それに対して、
    左回転は霊的な側面に働きかける方向性を持ち、
    天に向かって明け渡していく働きがあるのではないか、ということです

    上へのベクトルですね


    セマーは、神とひとつになるためのものです
    
    自分を明け渡し、開放し、消え去り、
    天へと拡がり、融合していく

    神との融合によって、
    エクスタシーに酔いしれる

    ホツマツタエにあるように、
    左回転は陰性、受動的になり、
    出し、外していくエネルギー
   
    まさに、明け渡しですね

    地球も、北を上とすると、太陽に対して左回転しています(北半球)

    母なる太陽の周りを左に回る子どものように、
    地球は回っているのですね

    それゆえ、セマーは左回りという説もあります

    でも、南極から見たら、右回り(*´ω`*)
    
    どちらだけがいいとか、悪いとかではなく、
    それぞれの方向性があるということなのでしょう

    実は、
    昨夜、突然、それまで右回転でやっていたスーフィーダンスを次から左回転でやるよう、
    宇宙からサジェスチョンを受け取りました

    ちょうどリトリート中で、
    今回のヒーリングの山場も超えたところで、
    リトリートの後半は、まさにハートに向かうタイミングでもありました

    なので今日、左回転で行ってみましたが、
    確かに、ふわふわした感じで(慣れていないせいもあるのか)、
    右回転よりも速くエクスタシーを感じられました

    
    ただ、まだ断定するには早すぎるので、
    もうしばらく実際に行ってみて、様子を見ていきたいと思います
    
    
    個人的には、
    その時の状態、その時のプロセスによって、
    直観的に、もしくは身体に聞いて、
    どちらかを選びながら行っていくのがいいのではないか、と思います


    OSHOの活動瞑想にも、
    このスーフィーダンスを取り入れた「ワーリング瞑想」というのがあります


ゴミの浄化には、こういった様々な方法がありますので、
溜めたままにしておかずに、
ぜひ、行ってみてください

 
   

 

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